全力疾走

最近は運動不足。最近は、というか、思えば子供の頃から運動不足だったような気がします。
運動全般が苦手だった私は、大人になっても当然ジムに行って体を動かすことなんてしません。
運動した!と思えるのなんて、ショッピングで歩きまわった時くらい。
そんな私の「運動状況」なんて知るわけもない近所の子供に、「遊ぼう!」と誘われました。
子供の可愛さに負けて、「いいよー」と返事をしてしまったのが運のつき。
子供が外で遊ぶイコール走り回る!
鬼ごっこがブームなようで、一度ゲームが始まると一瞬たりとも立ち止まることを許してくれません。
「さむいよぅ。そろそろ止めようよぅ」と泣き言を言う私に、「だめ!」と一喝。
追いかけて!走って!とまるで鬼教官のよう。
ケラケラ笑う顔は可愛いのに、言ってることは無慈悲なのです…。
子供はある意味で「現役」ですから、疲れを知らないし年齢が高くなると本当に足が速いのです。
追いつくのが精いっぱい。
久しぶりに全力疾走をしました。
最初は寒い寒いと泣いていましたが、気づくとコートを脱ぐほど体はポカポカしていました。
そして遊び終わってからは、足はガクガク体もクタクタ、なのに「つかれた…」という気分ではなかったのです。
これを童心に返ると言うのでしょうか。
子供たちも楽しそうでしたが、私も楽しかったのです。