郊外個人経営店舗の不思議


店を持つのであれば駅近くが良いのでしょうが、最近は車社会でもあり大きな路に添って作られることも多くなっています。
しかし、駅から離れた郊外の住宅街地でまだ畑や雑木林があるような我が家近くに、なぜかイタリアンレストランが営業をはじめました。
時折前を通っても人の姿は見られず、知らぬ間に北欧家具屋となっていましたが、気づくといつの間にか何か住宅会社の看板がでていました。
又、少し離れた所にある道路拡張で変形の薄い三角形の建物では、何やら変わった自転車屋をはじめたようです。
しかし、こちらも奇抜すぎてか客はこず、気が付くとレンタルビデオ屋となっていました。
その他にも、回りが畑であるのにスポーツ店などもありましたが、それも閉店して普通の住宅となっています。
立地の環境を考えずに店を作る感覚もわかりませんが、多くはこのような末路となっているようです。
しかし、回りに人家がほとんどないような場所に建てられたパン屋さん、いつか潰れるだろうなとおもっていましたがもう十年近く営業をしていますが、パンが美味しいということで遠方からも買いに来るといいます。
その他には、イソギンチャクやサンゴなどだけを販売している店もあり、こちらも細々ながら店は続けているようです。
これらの店舗の栄枯盛衰を見るにつれ、店を経営する難しさとともに、その不思議さを思わされます。